【ソフトバンク光の工事】無派遣工事や費用、工事内容に注目

目次
ソフトバンク光の工事で知っておくべきこと
下の表の通り、ソフトバンク光の開通工事の種類は全部で4つあり、費用は建物の回線状況によって異なります。
またこの他にも共通で、契約事務手数料3,300円(税込)が発生します。
派遣工事あり① (屋外・屋内工事あり) |
派遣工事あり② (屋内工事のみ) |
無派遣工事 | 工事なし | |
工事費用 | 26,400円 | 10,560円 | 2,200円 | 0円 |
※税込表示
出典:SoftBank 光 引っ越しのお手続き
各工事の具体的な違いを見る前に、派遣工事と無派遣工事の違いや屋外工事と屋内工事について詳しく触れていきましょう。
派遣工事とは?
派遣工事とは名前の通りNTTの作業員が自宅に来て光ファイバーの開通工事を行うことです。
この派遣工事には屋外と屋内の2タイプがあります。
屋外工事とは?
光回線が未導入の建物は、最寄りの電柱から光回線を室内に引き込むための屋外工事が必要になります。
電柱から自宅に回線を通すためにはどういった方法があるのかというと、具体的には3つあります。
最も一般的な手法は、電話用の配管です。配管がない場合はエアコンダクターを利用したり、壁に新たな穴をあけます。
仮に穴あけ工事となっても大規模な改修ではなく、直径1㎝程度の穴をあけるのみなので過度に不安視する必要はありません。
出典:ソフトバンク【開通工事の流れ】
室内工事とは?
室内工事とは、家まで通された光回線を光コンセントと光回線終端装置(ONU)につないでインターネットの使用を可能にする作業です。
「光コンセント」や「光回線終端装置(ONU)」のワードを初めて聞かれた方のために、以下で詳しく解説します。
光コンセントとは?
光コンセントとは、「光」もしくは「光コンセントSC」と書いてあるのが目印で、以下の画像のようなものを指します。
光コンセントは自宅に通された光回線と、ONUという機器を接続するための差し込み口で、光回線使用のためには必須のものとなります。
出典:ソフトバンク【開通工事の流れ】
光回線終端装置(ONU)とは?
ONUとは光コンセントとパソコンの間に設置して、光信号とデジタル信号の変換を行う装置のことです。
ONUは光サービスを申し込むと、回線事業者が無料で貸し出してくれます。
ここで問題なのが、ONUのみの接続では家族全員がインターネットを使用することができないということです。
なぜならONUはあくまで信号の変換をするのが仕事で、複数端末との同時通信が不可能だからです。
そこで登場したのが、2つ以上の異なるネットワークへ相互接続できる通信機器「WIFIルーター」です。
ソフトバンク光では「光BBユニット」というルーターを月額513円(税込)でレンタルできるほか、市販のルーター(安いものだと5000円から)も利用可能です。
BBユニットも市販ルーターも、メリット、デメリットがあるのでそれぞれの違いを把握した上で最適な方を選ぶのがよいでしょう。
無派遣工事とは?
無派遣工事とは、工事担当者が自宅に来ず、送られてきた機器を自分で設定してインターネットをつなぐことです。
無派遣工事になるとしたら以下の状態が当てはまります。
- 戸建て
以前も光回線を契約していて一度解約したが、また再開するといった方。 - 集合住宅
部屋に光コンセントが導入されている方。
【パターン別】ソフトバンク光の工事内容や費用、対応時間を徹底解説!
次に各工事を実施するにあたっての具体的な工程や費用、対応時間などについて詳しく見ていきましょう。
1.「派遣工事あり①」の工事内容と費用
自宅に光ファイバーが未導入で、屋外工事と屋内工事の両方が必要というケースが「派遣工事あり①」に該当します。
<工程>
(1)NTT局舎で局内交換機工事を行う。
(2)光ケーブルを引き込む。
(3)光コンセントとNTTの提供機器を設置する。
<工事費用>
26,400円(税込)
※24回、36回、48回、60回の分割払いが可能。
<対応可能な時間>
9:00~17:00の間
※現在、17:00以降の工事は原則として受け付けておりません。
前述の通り、光回線を自宅に引き込んだ後は、光回線終端装置(ONU)を設置します。
ONUやWiFi機器の配線(LANケーブル・モジュラーケーブル接続)やWi-Fi接続設定、電話接続設定などは契約者自身がで行うことになるので
不安な場合は、有償の「光セットアップサポート(9,000円)」の利用をおすすめします。
工事当日に専門スタッフがやって来て、機器の設置からインターネットの接続設定など、初期セットアップをサポートしてくれるので初心者の方にはかなり安心なサービスです。
2.「派遣工事あり②」の工事内容と費用
自宅に光回線は導入済みでも、配線が途中で切れていたり、光コンセントの設置がないなどの事情で宅内工事が必要なケースが「派遣工事あり②」に該当します。
既に導入されている光ファイバーを再利用することになるので新たにケーブルを引き込む必要がなく、屋外工事は発生しません。
<工程>
(1)NTT局舎で局内交換機工事を行う。
(2)光コンセントとNTTの提供機器を設置する。
<工事費用>
10,560円(税込)
<対応可能な時間>
9:00~17:00の間
※現在、17:00以降の工事は原則として受け付けておりません。
「派遣工事あり①」と同様、NTTの機器接続のみであれば事業者が行ってくれますが、配線などは契約者自身が行わなければいけないので、不安な場合は「光セットアップサポート(9,900円/税込)」を利用しましょう。
3.「無派遣工事」の工事内容と費用
自宅に光ファイバーと光コンセントが導入されている場合は「無派遣工事」に該当します。
ただし光ファイバーと光コンセントの両方が揃っている場合でも、機器が経年劣化し状態が悪くなっていると、立ち会い工事が必要になるケースがあります。
また無派遣工事になるかどうかは、申込み後にソフトバンク側で判断されることなので、契約者側から希望することはできません。
<工程>
(1)NTT局舎で局内交換機工事を行う。
<工事費用>
2,200円(税込)
無派遣工事の場合は、自分で機器の接続を行うことになるので、あらかじめ光コンセントの位置を確認しておきましょう。接続方法は、同梱の接続ガイドやソフトバンクの公式サイトに記載されているので、それらを見ながら作業を行えば簡単に接続が完了します。
<接続設定>
ソフトバンク光の申し込み後、ソフトバンクから以下のような機器が送られてくるので工事終了後に接続設定を行ってください。
1.光BBユニット
2.電源アダプター
3.LANケーブル
4.モジュラーケーブル
<NTT提供機器>
・一体型ホームゲートウェイ(N)
・単体型ホームゲートウェイ(N)
・回線終端装置(ONU)
・VDSL装置
※利用するサービスや環境によって種類や台数が異なり、これらの機器が不要な場合もあります。
無派遣工事|具体的な接続ステップ
(1)NTTの提供機器にケーブルを繋ぐ
光コンセントやモジューラージャックの差込口を確認したら、NTTの提供機器にケーブルを繋ぎましょう。
使用する配線 | 接続方法 |
戸建て(光配線) | 光ケーブルをONUの「LINEポート」に繋ぐ |
マンション(VDSL配線) | モジュラーケーブルをVDSL装置の「LINEポート」に繋ぐ |
LAN配線 | LANケーブルをホームゲートウェイの「WANポート」に繋ぐ |
(2)LANケーブルを使い、NTT提供機器と光BBユニットor市販のルーターを接続する
(3)光BBユニットとパソコン/電話などの端末を接続する
・パソコンの場合:LANケーブルで接続。
・電話の場合:モジュラーケーブルで接続。
スマホやパソコンで無線LANを利用する場合には、端末側で設定を行う必要があります。方法は簡単で、スマホやパソコンのWi-Fi設定画面を開き、「SSID(ネットワーク名)」と「セキュリティキー(暗号化キー)」を入力するだけで設定が完了します。「SSID(ネットワーク名)」と「セキュリティキー(暗号化キー)」は光BBユニットの側面に記載されています。
4.「工事なし」の工事内容と費用
すでにご自宅でNTT東日本/西日本の「フレッツ光ネクスト」を使用しており、品目や契約プランを変更せずに、回線事業者だけソフトバンクに変更することを「転用」と言います。転用を行う場合には一切の工事が不要、自分で接続設定などを行う必要もありません。さらにソフトバンク光に転用する際には、フレッツ光の解約金も発生しないので、余計な負担もなく切り替えが可能です。
<工程>
なし。
<工事費用>
0円
※転用の申し込みと同時に東日本エリアから東日本エリアへ、西日本エリアから西日本エリアへ引っ越す場合は工事費用が発生する場合があります。
工事にかかる時間は?
ソフトバンク光の開通工事は、1~2時間かかり立ち合いが必須です。
工程をざっとまとめると以下の通りです。
(1)最寄りの電柱から自宅の外壁(集合住宅の場合は共有スペース)に、光ファイバーを引き込む。
(2)部屋の中にNTTの機器を設置する。
(3)引き込んだケーブルとNTT機器を接続する。
工事から光回線が開通するまでの日数は?
出典:[SoftBank 光]申し込みから最短でどれくらいで利用できますか?
上記の通り、屋内工事のみの「派遣工事②」と、事業者変更のみの「工事なし」の場合は
申し込みから開通まで最短6営業日で工事が完了します。(アナログ回線の場合)
デジタル回線の場合は最短でも、14日かかってしまうので急ぎの方は、早めに問い合わせをしましょう。
また、ソフトバンク光の開通工事は、NTTの稼働時間に合わせて決められるため、基本的に土日祝日の作業はありません。
仕事などの関係でどうしても土日でないと立会いが出来ない場合は、追加手数料として3,300円(税込)が発生します。
またエリアによって、対応可能な土日が決まっているところもあるため、必ず窓口で確認するようにしてください。
※元の回線はソフトバンク光が開通してから解約しよう!
上記の通り、光回線の開通には最短であっても、アナログで6日、デジタルで14日かかってしまうので、元の回線は新たな光回線が開通してから解約するようにしましょう。
工事日を変更したい場合
工事日が確定した後に思わぬアクシデントや予定変更などで、工事日を変更したい場合は以下の連絡先に問い合わせましょう。
当日以外であればいつでも工事日の変更が可能で、キャンセル料などもかかりませんので安心してください。
0800-111-2009(年中無休 10:00~19:00)
ソフトバンク光の工事の注意点
開通工事の際には、以下のポイントについて注意が必要です。
立ち合いは必須
屋外、屋内問わず、当日の工事には立ち合いが必須!工事時間はだいたい1~2時間かかるので、スケジュールは余裕をもって調整しておいてください。
引っ越しシーズンは早めの申し込みを!
工事の予約を入れてから、実際に開通工事が行われるまでおよそ1ヶ月ほどかかります。引っ越しシーズンなど混み合う時期には、3カ月近く待たされる場合もあるので、急ぎの切り替えであれば早めの手続きが必須です。
マンションや賃貸物件は大家さんの許可が必要
マンションや賃貸物件に光回線が導入されていない場合は、壁に穴を開けるなどの屋外工事が必要です。
かならず大家さんや管理会社の許可を得てから、ソフトバンク光に工事を申し込むようにしましょう。
まとめ
今回は、ソフトバンク光の開通工事に関する具体的な作業内容や費用についてパターン別でご紹介しました。
外を通っている光回線を自宅に繋ぐため、基本的には開通工事は発生します。
しかし、既にNTTフレッツ光を利用している方であれば工事なく、そのままの環境でおトクな光コラボへ転用もできるので、解約してから違うところへ新規申込みをするよりもスムーズに切り替えが可能です。
インターネット回線を見直そうとしている方、初めて契約しようとしている方など、この機会にソフトバンク光を検討してみてはいかがでしょうか?今ならソフトバンク光に新規申し込みで最大7万円のキャッシュバック中!