LINEMOとは?名称決定で3月17日から!料金2,728円(税込)で提供へ

ソフトバンクでは、2021年3月17日に新たな料金プランとして「LINEMO」の提供を予定しています。これは、携帯電話の料金値下げを求める総務省や政府の動きへの対応として発表されたものです。
各社大きな動きをみせるなか、ユーザーは自分の契約サービスではどのような内容で料金値下げが行われるのか把握しておきたいところです。また現時点では他社を契約しているものの、内容によっては契約先の変更を検討している方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、ソフトバンクの新たな料金プラン「SoftBank on LINE」に関する内容を総合的に解説していきます。
目次
LINEMOとして新料金サービス名称が決定(New!!)
2021年2月18日、ソフトバンクではオンライン専用新ブランドに関する発表会を実施し、サービス名の公式発表を行いました。決定したサービス名は「LINEMO」。これまでは仮称としてSoftBank on LINEとしていましたが、ついに名称が決まったかたちとなります。
「楽しい驚き」をテーマとして提供されることも発表されました。
LINEMOとは
LINEMOは、ソフトバンクが2021年3月17日にスタートさせる新ブランドです。LINEMOはコンセプト名としており、正式名称とはしていません。しかしこのコンセプト名の通り、LINEが関係していることがわかります。
LINEとソフトバンクに関しては、ソフトバンクの持株会社であるZホールディングスがLINEと経営統合を行うことで子会社化します。この合併のタイミングで新たに生まれ変わるソフトバンクが展開するサービスとして生まれ変わるサービスとして認識できるでしょう。
実際にLINEモバイルは2021年3月に新規契約の受付を終了するとしています。
LINEMOでは、月額料金を抑えてシンプルなプラン内容となっています。通信容量も規定の量を超えた場合には追加可能(有料)。手続き方法はオンラインのみとなっているため、注意が必要です。
プラン内容を踏まえても、ドコモが先んじて発表した「ahamo」を意識したサービスと言えるでしょう。
LINEMOの概要
続いて、LINEMOにおける各サービスの内容を以下でそれぞれご紹介していきます。LINEMOの概要を捉えるためにも、参考にしてみてください!
料金を税込2,728円に変更(New!!)
シンプルな料金設定で基本的なサービス全てを利用できる内容になっています。プランのなかには通信量も通話サービス(最初の5分)も含まれていますので、ヘビーユーザーや極端に通信量の少ない方以外は利用しやすいサービスと言えるでしょう。
→料金の見直しとして月額2,728円(税込)で提供されることが発表されました!これにより、通話5分無料は月額550円(税込)のオプションとなります。
※完全な通話放題は月額1650円(税込)
提供開始日(New!!)
2021年3月17日(水)を提供開始日としています。
データ量
利用できる通信量は20GBとしています。超過後は最大1Mbpsで通信可能ですが、高速通信を行いたいという場合にはデータ容量を追加することも可能です。(税込550円/1GB)
対応端末
LINEMOで利用できる端末については正式な発表がされていないものの、ソフトバンクやワイモバイルの回線を利用できるという点から、ソフトバンクで発売されている端末は基本的に利用できるのではないかという見方が強まっています。
専用の端末が販売されるのかどうかも含めて、今後の情報に注目していきます。
通話
基本の料金のなかに「5分間無料通話」が含まれています。1回の通話において最初の5分間が通話料が発生しない仕組みです。
5分超過後は22円/30秒(税込)となっています。通話も頻繁に利用する場合は、オプションとして「かけ放題」を付けると安心です。
手続き方法
手続き方法は原則オンラインのみとなっています。ソフトバンクショップやコールセンターでの対応はできないという点には注意しましょう。WEBサイトもしくはLINE上でお手続きが可能となっています。
LINEノーカウント
LINEモバイル同様、LINEによる通信量はカウント対象にならない点も注目したいところです。毎日の連絡手段としてLINEを利用する方が多いなか、この通信量がカウントされないのは嬉しい点と言えるでしょう。
eSIM向けプラン
ドコモのahamoでは対応されない「eSIM」向けの通信プランが提供される予定としています。こちらは現時点で詳細が発表されていないため、今後続報に注目していきましょう。
LINEMOは家族割対象?
ソフトバンクでは現在「家族割」が提供されています。家族として登録した場合、割引が提供されることになりますが、LINEMOではこの家族割の適用はされない見通しです。
LINEMOはセット割対象?
家族割と同様に、LINEMOではセット割である「おうち割」も対象外となりますが、おうち割では月最大1,100円(税込)の割引が適用されているケースも多くあるでしょう。
こうした割引がなくなるという点も踏まえたうえで、どちらがお得なのかという点を考えるようにしてください。
LINEMOのメリット
LINEMOのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。以下で具体的に確認してみましょう。
料金
月額2,728円(税込)という格安の料金で通信量20GB、通話5分込みという内容は料金メリットが大きいユーザーも多くいらっしゃるでしょう。
しかも通信回線はMNO品質の4G/5Gに対応しています。ソフトバンクやワイモバイルと同等の品質で通信を楽しむことができるでしょう。
→料金の見直しとして月額2,728円(税込)で提供されることが発表されました!これにより、通話5分無料は有料(月額税込550円)となります。
※完全な通話放題は月額1650円(税込)
LINEノーカウントはビデオ通話も含まれる(New!!)
LINEの通信量がノーカウントという点は大きな魅力のひとつです。LINEメッセージだけでなく、音声通話やビデオ通話もこの対象となります。普段LINEを利用して通話している場合には、LINEMOならではのメリットと言えるでしょう。
手数料が0円
ブランド間における契約関連の手数料がすべて無料としている点も安心して利用できるでしょう。
契約事務手数料、番号以降手数料が0円であるため気軽に契約の変更ができます。さらに契約解除料も0円としているため、いつどのタイミングで解約をしても安心というわけです。
しかし他社からの乗り換えの場合は手数料が発生する可能性が高いため、正式発表を待ちましょう。
eSIM対応
LINEMOではeSIMに対応したプランの提供も発表されています。詳細は公表されていませんが、ドコモのahamoでは対応していないため、eSIMを使いたいというユーザーにとってはメリットとなるでしょう。
LINE クリエイタースタンプが使い放題(New!!)
通常有料のLINEクリエイタースタンプが使い放題で使えるようになっています。こちらは2021年の夏を開始予定としています。
LINEMOのデメリット
LINEMOのデメリットとも言える注意点について、どのようなものがあるのかを以下で確認していきます。
キャリアメールは使えない
携帯電話のメールアドレスは普段から使わない場合は大きな問題ではありません。しかしソフトバンクユーザーがLINEMOに変更する場合でも、これまで使用していたメールアドレスは継続ないという点は認識しておきたいところです。
登録関係などで使用していた場合には別のメールアドレスで変更する必要があるでしょう。
割引対象外
これまで家族割やセット割を適用していた場合、こうした割引額がなくなります。LINEMOでは、こうした割引を適用しない分、最初から大幅に金額を下げて設定されているものとなります。
家族全員で同じキャリアを契約していて、さらに固定回線とのセット割を適用している場合は、LINEMOに変更しても大きな変化を感じられない場合もありますので、料金の総合的な比較をしてみましょう。
手続きがオンライン限定
これはメリットである反面、デメリットにもなり得る点でしょう。若い世代やインターネットに関する基本的なリテラシーがある場合には問題ありません。
しかし、手続きを対面で行いたい、ショップ店員に相談しながら契約をしたいといった場合には、それができないためデメリットとして挙げられるでしょう。
LINEMOとahamoの比較
使えるデータ容量も20GBとしていて超過後の最大速度も1Mbpsです。金額や各サービス面の大きな差はないため、先んじて発表したドコモのahamoに対抗してLINEMOが登場したと言えるでしょう。
差が感じられる部分としては、以下の内容となります。
LINEノーカウント
しかしLINEMOでは「LINEノーカウント」という部分が大きくahamoと異なる点です。とくにLINEを頻繁に使用しているユーザー層にとってはahamoを使うよりもお得さを感じることができるでしょう。
eSIM対応の有無
また「eSIM」の対応有無も大きな違いです。ahamoではeSIM非対応としていますがLINEMOでは対応予定としています。SIMカードの入れ替えをせずに、使い始めることができる点はahamoよりも便利と言えるでしょう。
海外利用の可否
ahamnoでは海外でもそのまま利用できるという点がわかっていますが、LINEMOでは海外ローミングが広い範囲で可能になるのかという点は判明していません。
「アメリカ放題」という一部の地域で対応できるとしていますが、様々な国へ行く可能性がある場合には注意が必要です。
LINEMOの申込み方法
実際にLINEMOを申込む際にはどのような方法で行う必要があるのでしょうか。現時点では先行エントリーが始まったばかりではありますが、予想されている申込み方法についてチェックしてみましょう。
他社から乗り換える
他社から乗り換える場合、番号をそのまま継続する場合はMNP、そうでない場合は新規申込みの手続きとなります。また、他社サービスからの乗り換え時は手数料がかかることになりますので認識しておきましょう。
LINEモバイルからの乗り換え
LINEモバイルからの乗り換え方法に関しては、具体的な情報が発表されていませんが、LINE上で手続きが可能になるのではないかと予想できます。
ソフトバンクやワイモバイルから乗り換える
ソフトバンク同士やソフトバンクのサブブランドではあるものの、手続き自体は「MNP」扱いとなります。手数料は無料なので費用面は心配不要ですが、MNP手続きが必要になるという点は認識しておきましょう。
LINEMOに関するQ&A
LINEMOに関して、細かい疑問について以下でご紹介していきます。
Q:提供開始日はいつから?
A:2021年3月17日(水)として発表されました。
Q:先行エントリー期間はあるの?
A:2021年1月27日~提供開始日の前日までを先行エントリーとしています
Q:LINEノーカウントは全てが対象?
A:現時点での公式発表としてはLINEトーク・LINE通話・LINEビデオ通話などが対象としています。内容によってはノーカウントの対象外となるものもあるため正式発表がされた場合は事前に確認するようにしましょう。
LINEMOをお勧めできる人
最後に、LINEMOがどんな方におすすめなのかをご紹介します。
オンライン限定の手続きが苦ではない方
LINEMOは手続き等はすべてオンライン上です。対面で質問したり、電話で相談するということは基本的にはできません。格安の料金で提供されるからこその問題ですが、こうしたオンライン上で一貫させるサービスでも問題ないという場合には、逆に効率的とさえ感じるかもしれません。
インターネットの扱いや知識に問題ないという方はおすすめできると言えるでしょう。
各種割引を適用していない場合
現在契約しているキャリアなどで、家族割やセット割を適用していない方には、大幅に料金を下げられる可能性があります。ご家族全体で同じサービスを契約している場合は、それに伴う各種割引額も大きいはずです。こうした割引を適用していない一人暮らしの方やご家族とは違うキャリアを契約している方はおすすめです。
LINEのヘビーユーザー
なんといってもLINEMOの大きなメリットとして目立つ、LINEノーカウントという部分は注目すべき点です。普段から毎日頻繁にLINEを使用している方や電話連絡等をLINE通話を中心に利用している場合、通信量が気になるところです。こうした通信量がノーカウントになるため、他のインターネット通信に容量を回せます。
ビデオ通話がノーカウントの対象になるかどうかは不明ですが、もし仮にノーカウント対象となった場合はさらにメリットを感じる方が増えるでしょう。
まとめ
今回はLINEMOに関する情報を総合的にご紹介しました。月額2,728円(税込)で利用できるプランとして注目が集まっています。ドコモのahamoとはLINEがノーカウントという点で一歩リードしていると言えるかもしれません。
今後の各社の動きについても最新情報に注目していきます!